こんにちはRikcyです。
今回はMacOSでDovorakキーボードを設定する方法について考えてみました。
目次
Dvorakってなに?
いま一般的に普及しているキーボードのほとんどがQWEATYです。
名前の由来はキーボードの左上にQWEATYの順でキーが配置されているからです。
しかし歴史をたどると、そもそもこのQWEATYキーボードはタイプライターの時代に、中で動く機械の都合で配置された経緯があり、本当に打ちやすいキーボードとは言えないわけです。
パソコンが普及するに従って「TRONキーボード」「親指シフトキーボード」といった様々な入力方法が登場しては廃れていきました。
そんななか、QWEATYキーボードでも設定さえすれば使用できるキーマップとして注目されているのがDvorak配列です。
Windowsではソフトが提供されている。
このDvorak配列はもともと英語入力用に開発されたため、日本語入力を行うためには少し改良が必要でした。
Windowsではインストールするだけで日本語に最適化されたDvorak配列が使用できるDvorakJというフリーソフトがあり、簡単に導入できる一方、Macには日本語最適化済みのソフトがないのが現状です。
まずはMac標準のDvorakキーボード
Macには実はOS標準のDvorakキーボードがあり、すぐに設定して使うことができます。
設定→キーボードを開き、上部のタブで入力ソースを選択します。
これは私がGoogle日本語入力設定後ですが、左下の+マークからMac標準の「英語→Dvorak」「日本語→日本語」の2つを追加し、残りの余計なものを削除することで利用できるようになります。
Mac標準Dvorakは日本語に最適化されていない。
Dvorak配列で日本語を入力するときにミソとなるのは、「か行」が「ca, ci, cu, ce, co」のようにCキーを使えること、また「ちゃちゅちょ」のような1音で2文字の入力をするときに、「N」キーや「H」キーが「Y」に化けることです。
初めて知った方は1つのキーに2つの役割があるなんてと思うかもしれませんが、この機能のおかげで爆速タイピングが可能になります。
しかしMac標準のDvorak配列ではこれが有効でないので、日本語入力にはやや不便になります。
Karabiner-Elements設定で挫折
MacでDvorak配列を使う方たちに有名なのがKarabiner elementsというソフトなのですが、日本語に最適化するためには簡単なプログラムを組む必要があります。
まずここでプログラミング未経験者は大きな壁に突き当たることになります。
私は普段プログラミングをしているので、それ自体に抵抗はありませんでしたが、何度やっても思うように動作せず期待通りの機能が実装できませんでした。
何時間もかけてコードを確認したり、他の方のコードをコピペしたりしましたが、やはりダメ。
MacOSのバグなのかどうかは分かりませんでしたが、これ以上時間をかけるのは無駄だと判断して別の方法を試してみることにしました。
Google日本語入力を使う
Google日本語入力にはキーマップを変更できる簡単な機能があるため、こちらを使ってみることにしました。
このように環境設定の右下の「ローマ字テーブル」を編集して、「か行」や2文字出力の設定をしました。
Macのキーボード設定はこのようにしておきます。
こうするとMac標準のDvorakを認識しつつ、追加分を設定するだけで済みます。
Dvorakで入力できないかたは、一度Mac標準の英語入力Dvorakに切り替えて、またGoogle日本語入力に切り替えてみてください。
いつかはKarabiner-Elements
今回はMac標準の英語Dvorakキーと、Google日本語入力のローマ字テーブルを変更することでDvorak配列を導入しました。
しかし上述のKarabiner-Elementsのほうがより高度な設定をすることができるので、時間が許せば再チャレンジしたいと思います。