こんにちはRickyです。
今回は高速充電と低速充電についてお話しようと思います。
というのも、近年Android端末を中心に高速充電がもてはやされ、ついに60W充電のものまで登場しています。MakBook並の充電速度です。
スマホPCアクセサリ大手の Anker は GaNPrime と銘打って窒化ガリウムを使用した高速充電アダプタシリーズを発売しています。
しかし、本当に高速充電で良いの?ということについて考えます。
目次
なぜ低速充電なのか
私が目指すゴールは iPhone を5年間快適に使いたい!というものです。
多くの人が感じている通り、iPhone に限らずスマートフォンのバッテリーはおおよそ2年を境目に劣化が感じられるようになります。
そこで私が目をつけたのが充電速度というわけです。
過去にこちらの記事に書いたように、バッテリーの劣化の原因は主に熱です。
高速充電では当然発熱が大きくなりますし、私の体感としても正直無視できないくらい発熱しています。
低速充電なら発熱しないのか、どれくらいの速度で充電できるのかについて見ていきます。
低速充電の計測
実際に5Wで低速充電したときの経過時間と充電量(あくまで表示)をグラフにしてみました。
計測の条件は以下:
- 20%から開始
- 15分ごとに測定
- 95%を超えたら終了(100%の手前で速度が落ちるため)
20%から50%まで1時間15分(75分)
20%から75%超えまでおよそ2時間30分(150分)
20%から80%超えまでおよそ2時間45分(165分)
20%から96%までトータルで3時間30分(210分)
20%〜50%:15分で 6%
50%〜80%:15分で 5-6%
80%〜96%:15分で 4-5%
このような結果になりました。発熱についてもほんの少しだけ温かくなっている気がする程度で、高速充電よりもかなり冷えている印象でした。
まとめ – 運用方法
計測結果から分かることは、
- 寝る前に充電しておけば、朝には余裕で100%
- 30分で 20%→50% と 30% しか充電量が増えないので、急いでいるときはキビシイ
ということです。
普段は家に帰ってから低速充電をして、旅行先や急ぎのときは高速充電と使い分けると良いと思いました。
5W充電だとほとんど発熱しないので、充電しながら YouTube を垂れ流したりマンガを読んだりしても精神衛生上かなり良いです。
まだ買ったばかりの iPhone 14 Pro Max なのでバッテリー残量は100%ですが、今後1年2年と使っていきながら劣化の具合を確認して追記していきたいと思います。