前回の性能編に続いて今回はバッテリー性能をレビューしていきます。
結論から言うと、大満足です。
目次
バッテリースペック
まずは数値上のスペックを確認していきます。
バッテリーの容量とGeekbenchのスコアが下の表です。
デバイス バッテリー容量 Geekbench スコア iPhone XS Max 3,174mAh 3701 iPhone XS 2,658mAh 3107 iPhone XR 2,942mAh 4179 iPhone X 2,716mAh 2602 iPhone 8 Plus 2,691mAh 2849 iPhone 8 1,821mAh 1821 iPhone 7 Plus 2,900mAh 2086 iPhone 7 1,960mAh 1744
XRの容量はXSとXS Maxのあいだくらいですが、スコアは堂々のトップ。
おそらく画面解像度が程よく低いために、節電になっているのではと思われます。
Androidとの比較は次の表です。
デバイス | SoC | スコア |
---|---|---|
iPhone XR | A12 bionic | 4179 |
Galaxy S9+ | Snapdragon 845 | 4150 |
Galaxy S9 | Exynos 9810 | 3960 |
Galaxy S10+ | Exynos 9820 | 3794 |
XPERIA XZ Premium | Snapdragon 835 | 3759 |
HUAWEI P20 Pro | Kirin 970 | 3487 |
HUAWEI Mate 10 Pro | Kirin 970 | 3364 |
Geekbenchの公式サイトに載っている端末が偏っているので、偏った表になってしまいましたが、だいたいの感じはつかんでいただけたでしょうか。
実際の使用感
私の使用用途はおもに
- ニュースアプリ
- ネットサーフィン
- TwitterやLINEなどのSNS
- たまにYouTube
といった感じです。ゲームはほとんどしません。
その辺りを考慮して見ていただければと思います。
それでは「設定」→「バッテリー」の中のバッテリー残量のグラフを見ていきます。
これはある日の朝7時の100%充電から、次の日の夕方17時まで使用したグラフ。
この時点で残量は37%。いつも通り2日使ってこの残量で、もしこの日の夜にまだ予定があっても、まだ充電しなくていいや、と思えるくらい電池持ちがいいです。
アプリごとのバッテリー使用量はこんな感じ。
また曜日ごとのバッテリー使用量(深夜12時区切り)はこんな感じです。
少し見づらいですが青い棒グラフの下に曜日が表示されています。
休日は家にこもってレポートや課題に追われているのでどうしても使用量が伸びてしまいますが、
一番使っている土曜日でも50%と75%の真ん中くらい、およそ60%ちょっとでしょうか。
仮に充電を忘れても次の日ギリギリ大丈夫といった感じです。
前に使っていたHUAWEIのP9 Liteは3000mAhと、iPhone XR以上にバッテリーを積んでいるのにもかかわらず、昼頃に残量が60%を切っているなんてこともザラで、使うのが億劫になっていました。そのうえ動作もモッサリ(定価2万の端末と比較するのは酷ですが)。
最近のAndroid端末は4000mAhの大容量バッテリーを搭載したりしてバッテリー使用時間を伸ばしているものも見受けられますが、これは充電時間とのトレードオフ。急速充電があるとはいえこれはバッテリーの寿命とのトレードオフです。省電力化という根本課題は解決されていません。
多くの会社が利用するAndroidというプラットフォームに対し、iOSはiPhone専用。極限まで最適化が進められた結果、このバッテリー持ちの良さを生み出していると言えます。
ここで注意して欲しいのはゲームをするとゴリゴリ残量が減っていくということ。2Dゲームなら大した問題ではありませんが、エフェクトを多用したものや、PUBGなど3Dグラフィックを用いたゲームは4〜6時間が限界といったところです。
まとめ
いかがでしたか。出先で重たいゲームさえしなければ十分すぎるほどのバッテリー性能だということがお分かりいただけたと思います。
次はカメラ編に続きます。(後日公開予定)
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