こんにちはRickyです。
先日届いた新型 iPhone 14 Pro Max のカメラレンズに保護ガラスを装着していましたが、たったの3日で割れてしまってショックだったので記事にしました。
今回は iPhone のカメラレンズ保護ガラスが割れた話と、そもそも付ける必要あるのかについて述べます。
結論としては、カメラレンズ保護ガラスはつける必要はないが、キレイに使うための自己満足のアクセサリーとしては有能です。
目次
実況見分
まずは割れてしまったカメラレンズ保護ガラスを御覧ください。
保護ガラスの端が砕け、大きく亀裂が入っていることが分かります。
いちばん大切なメインカメラの部分に亀裂が入ってしまったのでとても焦りました。
主観的には割れるまで特に大きな負荷を与えたわけではありません。運用としては次のようなものです。
- 日常使い。基本はポケットの中と机の上。
- 車に寄りかかった際にすこし負荷がかかったかもしれない
- 落下や水没なし
購入した商品はトリニティからSimplismブランドで販売されている iPhone 14 Pro 用カメラレンズ保護ガラスのDragontrailモデルで、1680円でした。(トリニティの公式ECサイトに飛びます)
Dragontrail(ドラゴントレイル)はAGCが開発した強化ガラスでブランド付きということで購入しましたが、実は苦い思い出があります。
iPhone XR の画面保護ガラスを数年前に購入した際も1ヶ月ほどで端のほうが粉砕していて、すぐに買い換えるもまた1ヶ月で端が欠けました。トータル4000円以上課金したと記憶しています。
トリニティからは同じく 14 Pro / 14 Pro Max 用のカメラレンズ保護ガラスとして、ノーブランドモデル、ノーブランドモデル(高透明)、Dragontrailモデル、Dynorexモデル、ゴリラガラスモデルの4種類が発売されています。Dynorexは日本電気硝子、ゴリラガラスはCorningが開発した強化ガラスです。
価格は安いものから
ノーブランド:1380円
ノーブランド(高透明):1480円
Dragontrail:1680円
Dynorex:1780円
ゴリラガラス:1980円
となっており、今回購入したDragontrailモデルはブランド付き強化ガラスの中では最も安いものです。
カメラレンズ保護ガラス、要る?
iPhone12 以降は無印も Pro シリーズも大きくなったカメラアレイを採用しています。
完全な仕様はわかりませんが、公式の記載と私の推測によると材質は次のようになっています。
いちばん大切なレンズ部にはとても耐衝撃性の高いサファイアガラスが採用されていますが、その他の部分はメタルと通常ガラスになっているようです。
実際に4年使用した iPhone XR のカメラ周辺はこの様になっています。
少し見えづらいですが、傷の状態は次のようになっています。
- レンズ部のサファイアガラスは完全に無傷
- レンズ周辺のメタル部に打痕、傷あり
- カメラ周辺の背面ガラスに小キズ多数
ケースを装着していましたが、長年の使用で細かな砂などが侵入してこの様になりました。しかしながら常に露出しているサファイアガラスのレンズ部は完全に無傷の状態でした。
各部の素材と想定されるキズの状態は次のようになります。
以上のことから、カメラレンズ保護ガラスの装着による違いは次のようになると感じました。
- 撮影に影響するサファイアガラスのレンズ部はほぼ傷がつかないので、保護する意味無し
- レンズ周辺のメタル部、通常のガラス部の打痕や小キズを保護する効果はアリ
- レンズ部の指紋を拭き取りやすくする効果あり(フッ素コーティングされた製品)
サファイアガラスに傷をつける身近な原因は主に石や砂です。レンズ部が石や砂、アスファルトなどのケイ素を含む硬いものに触れる機会は限られていますから、保護ガラスの有無で撮影に及ぼす悪影響はあまりないと思われます。
また、装着する保護ガラスはサファイアより柔らかいことに加え、レンズに覆いかぶさってしまっているため、石などで傷つくと撮影に影響が出る可能性が高く、岩場や砂場で傷を気にせず使用できるメリットも薄いです。
今回保護ガラスが割れてしまった原因としては、グッと押すような高負荷だと思います。保護ガラスはフィルムと比べ引っかき傷やハンマーで叩くような衝撃に強いことは各社アピールしていますが、やはり強化ガラスの張力の限界を超えるとメリっと割れてしまうようです。
Dragontrailモデルで割れてしまったので、ゴリラガラスモデルを購入して再レビューできればと思います。
まとめ
以上より、カメラレンズ保護ガラスを買うべき人は次のようになります。
- レンズ部以外の、周辺の小キズまで完全に防ぎたい
- 撮影のたびに、レンズの指紋を拭き取る手間を減らしたい(フッ素コーティング製品)
- 日常生活でも負荷がかかると割れてしまうことを理解している
- サファイアガラスよりは傷や割れに弱いことを理解した上で、本体の傷を気にせず使用したい
- 定期的に買い換えることができる
逆にこれらに当てはまらない人にとっては不要でしょう。小キズがつこうとも実際の撮影への影響を及ぼすリスクはかなり低いためです。
iPhoneのカメラアレイは年々大きくなっており、カメラレンズ保護ガラスは流行りのアイテムではありますが、必ずしも必要なものではないということをお伝えできればと思います。