iPad Pro 10.5を購入して1年が経とうとしています。レポートを書いたり、動画閲覧したりと快適なiPadライフを送っていたわけですが、どうしてもある問題が発生します。それは、
iPadでパソコン化したい
というものです。
結論:断念しました。
これから、断念するに至った経緯を説明していきます。
目次
マウス問題→解決しました
iPadの致命的な欠点としてマウスが使えないことが挙げられます。
タブレットとして絶大な使いやすさを誇るiPadも、いざパソコン的に使おうとすると非常に使いにくい。
レポート1本仕上げるのに途方もない回数画面をタップするのは苦痛でしかありませんでした。
しかし現在ベータ版がリリースされているiPadOSでマウスに対応し、操作性が飛躍的に向上しました。もうマウスなしのiPadには戻れないと思います。かなりの衝撃。
ただし、アクセシビリティの一部という扱いで、最小にしてもカーソルが丸形で大きく、手放しで喜べるものではありませんでした。(まだベータ版なので規約上スクリーンショットは上げられません。他サイトを参考にされてください。)
画面小さすぎ問題
モバイルPCでも画面サイズが13.3インチほどありますから、さすがに10.5インチでは限界が来ます。小さいのが気になってくると、もはや修行の域。
そうなると画面を外部出力しよう!というのは自然な流れですが、そこで必要となるのがこのアダプターです。
こいつのお値段なんと
約6000円
高い!高すぎる!
Lightning端子はフルHDで映像出力ができず、1600x900の映像をアダプタ内蔵のマイクロプロセッサーでアップコンバート(拡大)しているらしい。そのため安価な互換品は絶望的な状態。
(ソースは他ブログ、互換品の検証等も載せられている方がいますので参考までに。)
私は目をつぶって、歯を食いしばって、こいつをレジにたたきつけました(泣)
画面拡張できない問題
まだモニターを持っていなかったので同時購入し、ウキウキでセットアップしてみました。(汚くてすみません)
お気づきでしょうか。そう、iPadは画面をミラーリングできても拡張はできないのです。(Keynotesなどの一部アプリのみ拡張されます。もちろん、写真を表示するなどミラーリングが目的なら良いのですが。)
さらに悪いことに、画面のアスペクト比が合っておらず、左右に黒い帯が出現。しかも大きい画面に出力しても表示領域は変わらず。
決定打になったのはdアニメが出力できないこと。画面出力中は再生できないと警告が出ます。PCではできるのに。
ちなみにWindowsで画面を拡張するとこんな感じになります。
ちゃんと2画面に拡張して使えます。
目の前に転がるアダプターを眺める私の心中をお察しください。
アプリケーション少なすぎ問題
iPadがiPadとして使われているうちは良かった。しかしパソコンとしての役割を担わせようとすると一気にアプリ不足に悩まされます。
たとえばプログラミングです。WindowsやMacOSなら、一般的な言語ならほぼすべて無料で環境が整います(世界中の開発者の方々に感謝です)が、iPad上で動作するまともなIDE(プログラムを書いて、(コンパイルして、)実行できる統合開発環境)は現在のところ「Pythonista」しかありません。
しかしこれで扱えるプログラミング言語は「Python」のみ。しかも1300円します。
私は目をつぶって、歯を食いしばって、購入ボタンを叩きました(2回目)
他には電気回路を組んで、動作をシミュレーションできるLTspiceというソフトがWindowsやMacOSには対応しています。
しかしAppStoreには同等のものがありませんでした。(有料でレビューがほぼ無く、長い間更新もされていないものばかりで、使いものになるのか分かりませんでした。)
専門的な作業になればなるほど、iPadじゃ足りなくなってきます。
結論
私はAppleが大好きですが、金銭的にiPhoneとiPadを購入するので精一杯でした。そしてここまで試行錯誤してみましたが、私はこんな声が聞こえてきた気がしました。
Apple 「Macbook 買うてや。」
現在は外出先の作業や筆記、ベッドでのゴロ寝アニメ視聴はiPadで、タブを開きまくる情報収集や文書の作成、その他専門的な作業はWindowsでおこなっており、一応の決着を見ました。
iPadはあくまでPCの補助だということを思い知らされましたが、ApplePencilでの筆記や軽快さなど、iPadの良いところも再認識できました。
次は性能のわりに高価格なMacか、コスパがいい自作PCかで悩まされる日々が続きそうです。
→Macbook Pro 購入しました!
「iPadパソコン化への険しい道のり」への2件のフィードバック
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