禁煙に関する法律・条例が次々と可決され、喫煙者は肩身が狭い今日。
一昔前とは打って変わって、世論の多くが禁煙、喫煙者排除へと流れが変わりました。
最近では「分煙なのに、喫煙、禁煙ブースが筒抜けじゃないか!」といった声も多くみられます。
しかし、たとえ筒抜けでもちゃんと分煙ができているということを知る人はまだ少ないように思います。
今回は壁で区切られていない喫煙所を「開放型喫煙所」として解説します。
目次
厚生労働省のガイドラインを見てみる
厚生労働省が公開している分煙に関するガイドラインには、望ましい分煙について以下のように示されています。
(1)
喫煙を行う場所としては、喫煙コーナーより喫煙室を設置することを推奨。 (2) たばこの煙を直接屋外に排出する方式の喫煙対策機器を推奨(空気清浄機ではガス状成分を除去できない)。 (3) 喫煙室から非喫煙場所へたばこの煙やにおいの流入を防止するため、その境界において、喫煙室に向かう0.2m/s以上の空気の流れの確保。
今回このガイドラインで注目すべきは、「喫煙ルームを設置するのが望ましいが、喫煙コーナーの場合は、喫煙室へ向かう風速0.2m/s以上の風速の確保」という部分です。
JTの本社ビルにも開放型の喫煙所あり
日本のタバコ製造会社であるJTの本社にも開放型の喫煙所があることをご存知でしょうか?
テレビ千鳥の「喫煙所探訪」の回では、JT本社22階の開放型の喫煙所で、「空気の流れ」により喫煙所の外へ煙やニオイが漏れていない様子が放送されました。
どんなに嫌煙の方にも、流石にこれは説得力があるのではないでしょうか?
まとめ
開放型喫煙所は、嫌煙の方には不快な感情を起こさせるかもしれませんが、しっかりとした技術で分煙されていることを知っていただけると幸いです。