こんにちは、Rickyです。
今回は突然話題となったSNS、Clubhouse(クラブハウス)について、筆者が実際に使用、ルーム作成してわかった実態をお伝えします。
目次
そもそもClubhouseとは?
一応概要を説明しておきます。
Clubhouseは2020年にアメリカでリリースされた「音声のみ」のSNSです。
TwitterやInstagramのように文字や画像で交流することはできず、ルームを作成し音声のみで交流するシステムになっています。
スクリーンショットや録音を含む一切の記録は規約で禁止されており、fomo(fear of missing out)つまり「取り残される恐怖」がユーザを獲得した一因だと言われています。
ClubhouseはiPhoneユーザなら登録自体はできますが、誰でも利用できるわけではなくすでに利用者となっているユーザの招待がないと一切の機能が利用できません。開発元は「リソースの不足」を原因に上げていますが、実質的な「招待制」から多くの人が「特別なアクセス権」に魅力を感じて人気となりました。
ざっと使ってみた感想
はじめに軽くルームに入ってトークしてみました。
ルーム内では「モデレーター(主催者)」「スピーカー(話者)」「オーディエンス(聴者)」に分かれており、モデレーターとスピーカーのみが会話をすることができます。オーディエンスは会話に参加することはできず、ラジオのように聴くのみとなっています。
モデレーターはオーディエンスを会話に「invite(招待)」することができ、それに同意するとオーディエンスでも会話に参加できるようになります。
話者は基本的にはディスコードやLINEのグループ通話のような感じで使用することができますが、特徴的なのは「オープン」でルームを作成していると知らない人も飛び入りで参加することができ、新しい人との出会いや価値観の吸収ができて楽しいと感じました。
有名人なども多数利用しており、そこでしか聞けないクローズドな話や、運が良ければ手を挙げる機能でスピーカーにしてもらい、有名人と会話することもできるため、有名人との距離の近さも魅力の一つです。
私の見解
しばらく利用し、モデレーターとしてトークもしましたが、私が感じたのはあくまで娯楽として使うべきだということです。
アカデミックな話題から専門的な話題に精通した人同士で集まり情報交換ができとても有用なのですが、特に筆者と同年代のユーザの一部に「Clubhouseをチャンスと捉えて必死に人脈づくりをする人たち」が多く見られました。
そのため規約では禁止されている相互フォローを目的としたルームが連日作成されています。また、有名人や財力、実力がある個人と会話することであたかも自分の価値が上がったかのように勘違いしてルームトークに精をだしている人もいます。
基本的に人脈というのは同レベルの人同士で生まれます。私は相手に価値があり、自分も有益な情報を提供できるからこそつながりが増えていくと考えています。そのため価値がある人とつながるにはまず自分の価値を挙げるべきではないでしょうか。一方勘違いした一部の人達は「Clubhouseで自分よりすごい人とつながって自分の価値を高めたい」と考えているため、努力の方向性が間違っていると感じました。
まとめ
今回はClubhouseの概要と、実際に使ってみた感想をお話しました。
このアプリは有名人の少しクローズドな、距離の近い話を聴いたり、友人同士で議論を深め合ったりする等便利な使い方がたくさんあると感じた一方、フォロー・フォロワーを必死に増やすなど人脈づくりや承認欲求を満たそうとする人たちに違和感を感じました。
みなさんも招待を受け取ったら仲間も招待して使ってみると新しい発見があるのではないでしょうか。