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HOME > ADHD > 高学歴の私が、まさかADHDだったなんて。

高学歴の私が、まさかADHDだったなんて。

2021年2月2日2020年9月18日 by Ricky

こんにちは、Rickyです。私はADHDです。

タイトルに高学歴だなんて書いてしまいましたが、あくまで一般的にそう言われているだけで、私は一切そんなこと思っていません。私より賢い方なんていくらでもいますからね笑

そんな「一般的に」高学歴と言われ、誰が聞いても知っている国立大に通う私が、今までどんなことに苦労してきたのか、どうやって「普通」の暮らしに近づくことができるようになったのかお話したいと思います。

ADHDと長い間向かい合ってきた私が実践していることは
ADHDのわたしが”後回し”回避のためにやっていること3つ
この記事をご覧ください。

 

目次

小さい頃の私。

私は小学校から大学まですべて国公立でした。小学生の頃も普通の学校に通う普通の小学生。
でもちょっとだけ、ADHDの片鱗が垣間見えていました。それは

  • 授業中に座っていられず立ち歩く
  • プリントはぐちゃぐちゃになって机の奥のブラックホールへ
  • 時間割を合わせたことが一度もない

ADHDは注意欠陥・多動性障害のことです。落ち着いていられなかったり、しなきゃいけないことを忘れてしまったりします。
私は決して不良とかではなく、授業を受ける大切さも、プリントはちゃんと親に渡さないといけないことも、時間割を合わせないと授業を受けられないこともわかっていました。でも後回しにして忘れてしまっていたんです。

 

はじめて違和感を感じた中学3年生。

中学受験をしなかった私に最初に訪れた難関は高校受験でした。
親の教育のおかげもあり、あまり勉強せずとも学校でイチバンの成績だった私は中学3年生で本格的に勉強と向かい合うことになります。

前々からうっすら感じていましたが、私は勉強に集中することが苦手でした。自習室に言ってもぼーっとしたり、全く別の勉強を始めてしまったり。そんな自分を知っていたので、勉強を強制される授業中に宿題をこなしたりしてなんとか成績を保っていました。

受験を前にして、自分ひとりで勉強と向き合う必要が出てきて、はじめて、はっきりと、自分が他の人と違うんじゃないかと感じることになりました。周りの友達は一日何時間も勉強しているのに、私は一日の集中できる勉強時間が短すぎて、良くて2時間(授業をのぞく)みたいな感じでした。
それでも裕福では言えない家庭の負担を増やすわけにはいかないと、公立高校に合格するために泣きながら自分をふるい立てて勉強しました。

 

人生で初めての挫折を味わった高校生。

いくら自分をふるい立てたからとはいえ、一日1時間やそこらの勉強でなんとか公立高校に入学することができました。全国ランキングでSランクのさらに上位の高校によく入れたものだと今でも不思議です。

しかし高校では中学以上に自分と向き合う勉強が必要になります。入学時点で30位ほどだった私の成績はみるみる落ちていき、3年生が始まる頃にはほぼ最下位。自分を責めて鬱になってしまいました。

精神科に通いうつ病の薬を服用するも勉強に集中できるどころか眠くなってしまい、逆にしんどい状況に。半年ほどで服用をやめました。

しかし家庭の負担を減らすためには国立大しか選択肢がありませんでした。私立大学に1年通う学費で国立大に3年通えてしまいます。しかし私は半ば勉強をあきらめてしまっていました。1日10時間も勉強している友だちのように集中できず、勉強が苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。
大学受験勉強では自分を追い詰めることはやめて、散歩や自転車、友人との会話などで脳を活性化させることに重点をおいて、勉強は基本的事項や過去問だけをこなしていたことが功を奏し、誰もが知っている国立大に合格しました。奇跡です。

 

人生で2度目の挫折、そして転機。

奇跡のおかげで大学に入学できた私でしたが、勉強に集中できない状況は変わらず、授業が簡単なうちはのらりくらりと単位を取得していきました。

しかし私が入学したのは工学部。文系に比べれば遥かに多い勉強量と難しさで2年生の後期あたりから授業が一切わからず休みがちになり、留年。ここでまた鬱を発症し、引きこもり生活をしていました。

引きこもりとはいえ、家で一人でいるといろんなことを考えていました。
そこで行き着いた結論は、「病院に行こう」
大学に進学した以上、将来メシを食っていくためには勉強するしかありません。誰かが手を差し伸べてくれるわけではありません。ボーッとする意識の中、焦燥感に駆られてネットの海をさまよい、自分はADHDなのでは?と気づきました。

近くの精神科を受診し、ADHD治療薬のストラテラを処方されました。
ストラテラは脳の中枢に作用するコンサータとは違い、じわじわとしか効果が出てきません。
服用開始から3ヶ月くらい経った頃から薬の効果が出てきました。
服用して1〜2時間後から体がほてり出し、思考力が急上昇、目に映る景色もはっきりと分かるようになり、気分は超サイヤ人。違法薬物ではと疑うほど脳が活性化されるのを感じました。
(もちろん違法薬物を使用したことはないので、あくまで想像です笑)
医者いわく、それが普通の人の世界だよ、とのこと。

いままで私はどれだけハンデを背負って生きてきたのか実感しました。

 

ADHDはつらい、薬に頼ろう。

ストラテラを服用し始めてから私の世界は変わりました。朝起きるのに自分をひっぱたく必要もなく、勉強に集中できて成績も上がり、見えるもの、感じるものすべてがくっきりとした世界。

注意してほしいのはストラテラは常人が服用しても副作用が出るのみで、能力が上がったりすることはありません。そのへんは次の記事に譲ることにします。

ADHDは決して珍しい障碍ではありません。あなたの家族や、身近な友人、会社でバリバリ仕事をこなす憧れの上司や社長さん、そういった人も、もしかしたらADHDかもしれません。読者のあなたがADHDでないとしても、実はあなたの身近にいるADHDの人を少しでも理解して手を差し伸べられる人になってほしいと思います。

私は20年もの時間を、ADHDのハンデを背負ったまま苦しんでしまい、もっと早くこの薬と出会えたらと思ってやみません。日本では10人に1人がADHD(諸説あり)ともいわれていて、ADHDとも気づかずに苦しんでいます。この記事がそういった人たちの病院に行くきっかけになれば、それほど幸せなことはありません。

それでは。

 

カテゴリー ADHD
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