こんにちはRickyです。
ノートPCを持って外出するとき、あとどれくらいバッテリーが持つのか、充電できるスポットはどこかついつい気にしてしまうと思います。
わたしも先日レビューした2020年モデルのMacBookProが届いてから外に持ち出す機会が増え、気になっていました。
目次
様々な高速充電規格
最近ではPD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)といった高速充電規格が登場し、30Wや60Wといった大きな電力を確保できるようになりました。
数年前にはそんなものなかったので、技術の進歩はすごいなあと思い、良さげな製品をいくつか探してみることにしました。
PD対応のノートPCにも使えるモバイルバッテリー
私のMacBookPro付属のACアダプタが60W なので、最大出力30W以上という条件でいくつか探してみました。
- Anker Powercore+ 26800 PD
定番のAnkerに最大出力45W、容量26800mAhの商品がありました。
レビューもなかなか良さそう。 - cheero power plus 5 Premium 20000mAh with PD
国内メーカーのcheeroには最大出力60W、容量20000mAhの製品がありました。
60WであればACアダプタと同等の出力で安心できそうです。
コスパの問題
いくつか紹介するって言ったのに2つだけかよって思いましたか?
僕はこのあたりであることに気がついたんです。
「高出力モバイルバッテリー、高い。」
リンク先に飛んでいただければわかりますが、出力30Wを超えるモバイルバッテリーは5000円〜10000円とかなりいいお値段します。
そして外出先でモバイルバッテリーを使用するシチュエーションを考えると、家では60Wの高出力ACアダプタで常に100%充電、外では減らないようにバッテリーがほしい。
つまり、減らなければ良いと。
MacBookProの消費電力を測定してみる。
じゃあMacが普段どれくらい電力を消費しているんだろうと思い、HWMonitorで測定してみました。もちろんCPU以外にもディスプレイ等の電力消費はありますが、計測の結果、
- アイドリング:1W以下
- ネットブラウジング:2〜4W
- YouTubeで動画を観る:4〜6W
- ベンチマークブン回し:30W
つまり、Macの最高性能をひねり出すとき以外は10Wも消費していませんでした。
ん?まてよ、10W?
家にあったモバイルバッテリー
家にスマホ充電用の2000円ほどのモバイルバッテリーが転がっていましたが、だいたい5V2Aで10Wなのを思い出しました。
先程の理論でいけば、家で100%まで充電しているので、外出先では減りさえしなければよく、10Wあれば通常の軽めの作業の電力は十分まかなえることになります。
いやいや、ノートPC用に最新規格まで搭載した高価な製品が登場しているのに、まさか2000円の製品で代替できるなんてと思いつつも検証してみました。
普通に使えてしまった。
接続してみたところ、いつものポンッという音がして充電マークが付きました。
バッテリーの状況を確認してみると、充電はしていないが接続はしている、という状態でした。
5V2.4Aなのでトータル12Wで接続していることになっていました。
その後、小一時間普段どおりにあまり電力を消費しない動画視聴、ブラウジング、画像編集などをしてみましたが、バッテリー残量はずっと100%に張り付いたままでした。
今回使用したモバイルバッテリーは10000mAhなので、実質容量が70%の7000mAhだとすると、すごく多めに見積もって常に12W消費すると考えても約2時間半持ちます。
私の最適解:安いバッテリーでいい。
今回使用した古くさい12W出力のバッテリーでは、当然MacBookProの充電に多くの時間がかかり実用的ではありません。
しかし家である程度充電したMacBookProを外で使う場合、接続している数時間はバッテリーが減りません。
高出力でない安い製品で良いので、多少重くはなりますが、コスパは優れていると言えます。
また余計な出費が増えるところでしたが、おもわぬ解決法が見つかりお財布事情も一安心です。
本記事がみなさんの参考になれば幸いです。