今回使用する2020年モデルは、第10世代CPU搭載の上位モデルです。
CPU性能はcinebench R20、GPU性能はgeekbench 5のOpen CLとMetalで測定しました。
また、ストレージとメモリもベンチを取ってみました。
目次
測定条件
【2019年モデル】
CPU:第8世代 Core i5-8257U 4コア1.4GHz(Turbo Boost 3.9GHz)
GPU:Iris Plus Graphics 645
メモリ:16GB 2133MHz LPDDR3
ストレージ:256GB SSD
【2020年モデル】
CPU:第10世代 Core i5-1038NG7 4コア2.0GHz(Turbo Boost 3.8GHz)
GPU:Iris Plus Graphics
メモリ:16GB 3733MHz LPDDR4X
ストレージ:512GB SSD
上位モデルと下位モデルを比較するのは少し条件が合いませんが、2019年モデルは2020年モデルの13インチに下位モデルとして引き継がれたものとほぼ同等、同じi5どうしの対決なので参考になればと思います。
cinebench R20 スコア
まずは定番のcinebench R20から回していきます。
シングルで+8.8%・マルチで+24.5%となりました。
シングルに対してマルチが大きく伸びる結果となりました。
geekbench 5 スコア
こちらはシングルスコアが大きく伸びました。
次のOpen CLとMetalではGPU性能を計測します。
ストレージアクセス速度
同じSSDでもストレージ容量は大きいほど高速になりやすい傾向があるので、256GBと512GBで単純比較はできませんが、4Kランダムアクセス以外は全てで2020年モデルが圧倒する結果となりました。
シーケンシャルリードで71%、ライトでなんと79%性能アップし、重たいファイルを扱うクリエイティブな用途でますます威力を発揮しそうです。
メモリアクセス速度
2020年モデルにはLPDDR4X 3733MHzのメモリが搭載されています。
自作PCでは3600MHzですらオーバークロックに当たるので、基板直結で高速化しやすいLPDDR恐るべしと言うべきでしょうか。
2019年モデルと2020年モデルでは、周波数自体は2133MHzから3733MHzと約75%の上昇ですが、ベンチマークもそれに見合うスコア上昇を見せてくれました。
マイクラで遊んでみた。
minecraft をプレイして、FPSやCPU温度を測定してみました。
設定はすべて最高設定で、表示チャンクは16チャンクです。
CPU消費電力は30W前後で、モブなどがいなければ常に60fpsに張り付いていますが、少し重くなると40〜50fps台に落ち込みます。
表示チャンクを8チャンクにすると通常プレイでは安定して60fpsで動作しました。
当然CPU温度は一気に上昇し、100℃近くでファンが作動して回りっぱなし、その後70〜80℃台をうろついていました。
UHD Graphics搭載のサブ機ではカクついていたので、オンボードGPUでここまでヌルヌルプレイできるのには驚きました。
まとめ:2020年モデルは間違いなく買い!
ベンチマークの結果、CPUマルチスコアが20〜25%、GPUスコアが10〜20%増え、順当に進化した結果となりました。
また、ストレージ、メモリは軽く2世代以上の性能アップしました。
にもかかわらずストレージが2倍になるなど、コスパ良好のモデルで、間違いなく買いといっていいと思います。
またAppleはすべてのMacでCPUをIntelからARM変更することを発表し、IntelのCPUが前提のBoot CampでWindowsが動かせないと発表されています。
今後アップデートで改善される可能性はありますが、最後になるかもしれないIntel入っテル13インチMacBookProということで、買っておくのも一つの手なのではないでしょうか。
「2020年新型MacBookPro13インチで早速ベンチマークブン回してみた!2019年版と比較!」への2件のフィードバック
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