やっと出ました!ついに出ました!
ペルチェ素子を採用したお手頃価格のスマホ用クーラーが上海問屋から発売されたので購入しました。
空冷のファンが回るだけのやつは今までにもありましたが、密閉されたスマホに風邪を吹き付けるだけで本当に冷えるのか疑問だったんですよね。
ペルチェ素子って何?
ググっていただくとたくさん情報が出てくるので詳細は割愛しますが、簡単に言うと
電流を流すと片面が冷えてもう片面が発熱する板です。
逆に温度差があると電流(起電力)が発生すると言う面白い特性もあります。この冷えている方をスマホ側に、発熱した方をファンで冷却すればスマホを効率的に冷やせるというわけです。
外観・分解
外箱には何やら中国語が。
開封するとスマホに取り付けるユニットとめちゃくちゃ長いmicro-Bのケーブルが同梱されていました。
冷却側はこんな感じです。
セルカ棒のようにスマホを挟み込むようになっていて、スマホとの接触面はゴムになっていました。熱伝導性は落ちますが、スマホが傷つかないのはGOODです。
10分も放置すると冷えすぎて結露しました。
スマホの内部も結露してしまう可能性があるので注意が必要です。
分解すると冷却側のファンとヒートシンクが見えました。
右側のヒートシンクの裏にペルチェ素子があると思われるので、ネジを外して裏返してみました。
ようやくペルチェ素子がこんにちは。思ったよりかなり小さいタイプでした。型番の「TES1-7102」の印字があったのでAmazonで調べてみると。「海渡電子」という中華系の会社商品でした。吸熱性能は10W。スマホで10Wなら十分過ぎると言えます。
なおこの素子はすでに販売終了していて、新型のTEC1-7102が販売されていましたが、吸熱量は10.5Wとほぼ同等の性能。
また全く同じサイズで性能が上のTEC1-07104(¥950, 4A, 21.1W)やTEC1-07016(¥950, 6A, 吸熱性能表記なし)もあったので、半田付けしてしまえば簡単にグレードアップできます。6AとなるとACアダプタも相当なものが必要ですが(笑)
ただし温度センサーなどの制御回路が一切なくただ冷やすだけなので結露には十分注意してください。