こんにちはRickyです。
今回はSONYのインナーイヤーモニターであるIER-M7のレビューです。
上位モデルのM9のレビューばかりでM7はあまりレビューが多くありません。
というか、M9の12万円は学生の僕にはとても手が出ません笑
今回は素人なりにIER-M7を評価していきたいと思います。
目次
私のイヤホン遍歴
私の評価基準を示すために、今まで使ってきたイヤホンを紹介します。
- iPod付属のしょぼいイヤホン
- SONYのXBA-1SL(当時5000円くらい)
- SHUREのSE215(当時11000円くらい)
iPodを付属イヤホンの時代からイヤホンに不満を持ち、XBA-1SLに大きくステップアップしました。
このイヤホンは当時まだまだ珍しかったBA(バランスド・アーマチュア)型のイヤホンの、1ドライバ搭載モデルでした。
ただ、BA型のイヤホンが非常に高額な時代だったので、その後はダイナミック型のレジェンド、SE215を購入して7年ほど使用しました。
SE215はエントリーモデルではあるものの、SHUREの超ロングセラーモデルで非常に良い音を鳴らすんですよね、と思っていた時代が僕にもありました。
パッケージの高級感がヤバい。
まず最初に目に入るのはそのパッケージですが、高級感がすごいです。
イヤーパッドサイズの種類がすごいのはもちろんのこと、通常の3.5mmケーブルに加えて4.4mmバランス接続ケーブルまでついています。
まあ、僕は4.4mmケーブルが刺さる再生機器を持っていないんですけどね。
また、イヤーパッドもたくさんの種類が付属しており、さすが高級機といった感じです。
トリプルコンフォートイヤーピースはシリコン素材とスポンジ素材でできており、装着感や遮音性が向上します。
肝心の音は?
最初に言っておきます。ヤヴァイです(語彙力)
私はイヤホンの性能を一番感じられる曲のジャンルはクラシックでもJ-POPでもなくアカペラだと思っています。人間の声だけで全音域を余すところなく表現するアカペラは、イヤホンの実力を出し切ってくれるからです。
とりあえず1曲聞いてみて思ったのは、このイヤホンはドンシャリなのか?です。
ものすごい量の低音がドコスカ鳴り、ハイハットなどの高音もキッチリ聞こえてきます。
でもオーディオテクニカのSOLID BASSシリーズやSONYのEXTRA BASSシリーズのように下品な低音を打ち放ってくるのとはまた感覚が違います。
そこで今まで使っていたSE215と聴き比べて衝撃を受けました。
低音に強いと言われるダイナミック型を採用したSE215よりも低音が出ているじゃありませんか。
IER-M7は決してドンシャリではなく、全音域でものすごい解像感と音圧で音を鳴らします。よくある低音強化モデルのようにボワつくことも、女性ボーカルが霞むこともなく、ものすごくタイトにまとまった低音を鳴らしつつ、高音はどこまでも伸びていきます。
買ってものすごく後悔。
イヤホンに何万円も出すなんてバカだ、1万超えたら全部ブランド料だ、なんて思っていた自分がいざIER-M7の音を聴いて、今までどれだけ粗末な音を聴いていたのか実感しました。
こんなにキレイで粒立っていて、すぐそこでアーティストが歌っているような音。モニターイヤホンでありながらグルーブ感もしっかり出ていて、感動で涙が出てしまうような音。私はもうこれ以下のイヤホンを買えない体になってしまいました。
初心者ならまだ助かる道はあります。この音の良さは、おそらく初心者の頃の私は理解できなかったと思います。でも、ある程度の価格帯のイヤホンで耳が肥えてしまった読者の方は、絶対に買わないほうがいいです。こんなに素晴らしい音を聴いてしまうと後悔して、そしてイヤホン沼にハマってしまいます。
というわけで、このイヤホンの評価は最高。私の人生の中でも指折りのイイ買い物になりました。
それでは。
「音楽素人の私が8万円のイヤホンを購入すると何が起こったのか?IER-M7レビュー。」への1件のフィードバック
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