こんにちは、Rickyです。
今回は巷でよく言われる「iPhoneは高い、ボッタクリだ」という論に反論すべく、コスパを定量的に試算してみたいと思います。
目次
今回の条件
数年前とは違いAndroidの高価格化が進み、10万円を超えるハイエンドモデルでは、iPhoneとAndoroidかと言うのはほぼ好みのレベルだと思います。
そのため今回は、「安いAndroidを使えばAppleにボッタクられずに済む!!!」と癇癪を起こしている方のために、コスパ最強と言われるミドルレンジモデルのXiaomi Redmi Note 10 ProとiPhoneで比較していきます。
とはいえカメラ性能やメーカー独自の機能など、数字で測れない指標が多くあるので、あくまで日常生活におけるコストパフォーマンスで比較したいと思います。
【iPhone】
・その年の最新モデルのうち、最廉価モデル
・10万円
・3年間使える
【Android】
・日常に不便の無い限界のモデル
・Xiaomi Redmi Note 10 Pro 128GB
・34800円(参考:Amazon)
・2年間使える
両者を3年間、一般的な使用方法で使ったときのコスパを比較します。
一般的な使用方法は次のものとします。
・重たい3Dゲームをゴリゴリしない。たまにする程度。
・ネットサーフィンやSNS、動画視聴が主な利用。
補足
iPhoneの価格はXR、11、12など無印のものです。現在最新のiPhone12の128GBモデルと合わせました。iPhoneの場合メインのラインナップではチップ性能がほぼフラッグシップのProと同じでコスパに優れるためです。
また使用可能年数のiPhone:3年、Android:2年というのは私の経験に基づいています。
現在使用しているiPhoneがもうそろそろ3年になってもバッテリー寿命を全く感じないのに対し、一つ前のエントリーモデルAndroidは2年経たずに寿命を迎えたためです。
なぜAndroidの寿命が短いかというと、UnixベースのOSで動くiPhoneに対し、AndroidはJavaで動いています。Javaの越えられない壁により遅延や無駄な消費電力が発生します。
専門的な話はこのくらいで。
以上の理由によりAndroid端末では大容量バッテリーを積むことで消費電力をカバーする傾向にありますが、このままでは充電に時間がかかってしまいます。そのためさらに高速充電でこれをカバーしています。
知らずに普通に使っている人も多いですが、高速充電では発生する熱、電極への負荷(電解液の結晶化)により多大な負荷がかかるため、寿命が短くなります。
コスパの定義
みなさんが普段何気なく使っている「コスパ」。コストパフォーマンスの略なので「パフォーマンス」を「コスト」で割れば良いのですが、パフォーマンスは簡単には測れません。
性能を測るベンチマークの数字は必ずしも日常の体験に比例しないし、そんなことをすればiPhoneが圧勝するに決まっているので、Androidへのハンデとして次のものをパフォーマンスとします。
一応、記事の最後の方でベンチマークでもコスパを算出します。
・Androidのパフォーマンスを1とする
・iPhoneのパフォーマンスは1×[(iPhoneの価格)/(Androidの価格)]= 2.5
また、3年間でのコスパは、
で計算し、パフォーマンスは価格に比例するとして数値化しました。
実際に計算してみた!
実際に式に数値を放り込んでみると、
以上より、iPhoneのコスパはAndroidの約1.3倍となりました。
Antutu Benchmarkでも計算していきます。
ベンチマークが重要になるのは主に3Dゲームをゴリゴリプレイする人なので、
としました。
【Antutu Benchimark】
・iPhone 12
CPU : 171,973
GPU : 239,905
・Redmi Note 10 Pro
CPU : 103,034
GPU : 92,718
これで計算すると、
このようになり、iPhoneのコスパはAndroidの実に2.3倍となりました。
え、まだAndroid使ってるの?
今回はiPhoneとAndroidのコスパを比較しました。
しつこいようですが、あくまでもiPhoneとミドルレンジのAndroidの比較です。
コスパ自体、私が上で定義したものを使用したので、すべての人に当てはまる比較結果では無いかもしれません。
しかしiPhoneは価格が3倍高いのにも関わらず、コスパが1.3倍というのは驚きました。
あえて挑発的な構成にしましたが、AndroidもiPhoneもメインで使っていた私は声を大にして言いたい。
え、まだAndroid使ってるの?