こんにちは、Rickyです。
今回は楽天が発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」(ラクテンアンリミットシックス)についての話題です。
挑戦的な価格設定で通信業界に話題を提供し続ける楽天モバイルですが、やはりエリアが狭いのがネックとなっていました。
私は神戸に在住しており十分にエリア内なのですが、電車や車移動、建物内などでパートナー回線に切り替わりデータ量を消費してしまうことがたまにありました。
そのためドコモのahamoに移行しようと準備していましたが、再検討中です。
なおこのプランは2021年1月29日以降の新規契約者と、すでにUN-LIMIT V を契約している方に2021年4月1日から自動でアップグレードし、提供されます。
目次
新プランの料金表
月額データ利用量 合計 | 月額プラン料金(税別) | |
---|---|---|
0〜1GB以下 | 0円 | 2回線目以降は3GB以下980円から |
1GB超え3GB以下 | 980円 | |
3GB超え20GB以下 | 1980円 | |
20GB超え(無制限) | 2980円 |
今までは一律無制限だったのが、段階的に料金が引き上げられるプランとなりました。20GB超過後も無制限で2980円となるので、実質的に使用量が少ないユーザへの優遇となりました。
対象者は少ないとはいえ、1GB以下で料金がタダという衝撃的な内容になっています。
ただし、2回線目以降は3GB以下で980円からとなるため、複数回線を0円で運用するといったことはできないようになっています。
また、楽天エリア外ではパートナー回線(au)に接続され、月間5GBまで、超過後は1Mbpsというのは継続です。
「アウトドアではドコモ」が当たり前だった
私はキャンプや登山、無人島などアウトドアが好きです。
そういった界隈ではたまに「お前の携帯、電波入ってる?」という話題になります。
一昔前なら緊急通報くらいしか使いみちのなかったアウトドアでの携帯電話でしたが、SNSの普及などにより、その日のアクティビティをリアルタイムで共有するなどアウトドアでもスマホを利用するシーンが増えました。
忘れもしない、無人島でのできごと
2017年の夏、私は瀬戸内海の無人島に14人の仲間と上陸しました。2泊3日の予定で、釣りやモリ突きをしたり、散策したりする予定でした。
初日のベースキャンプ設営後、仲間のうちの1人とふたりで「島一周してくるわ」と言い残し岸壁を登り進み始めたのですが、「険しい崖で、登れるけど降りられない、もう戻れない」というポイントをいくつも越えてしまいました。
その島には島を縦断する道が1本だけあったので、半周すればその道からベースキャンプに帰還できると判断したのです。
しかし、その道が目と鼻の先300mほどに見えたところで崖が一層険しくなり、海に飛び込むか引き返すかしかなくなってしまいました。
当時ふたりとも防水のスマホではなく、引き返すこともできない。幸い海は凪いでおり、飛び込むのが一番妥当でしたが流石に数万円のスマホが壊れるのは痛い。。。
そんなときスマホの機内モードを解除すると、なんと隣の有人島からドコモの3G回線を掴みました。
電波本数は0本。アンテナマークだけが表示されるギリギリの状態でした。
自家用ボートで上陸していた仲間にLINEで連絡を取り、なんとかベースキャンプに戻ることができました。
この経験も含め、やはりアウトドアではドコモというのが当たり前の共通認識でした。
宇宙から通信、スペースモバイル計画
楽天は2020年より、AST社と組み世界初の低軌道衛星を用いたモバイルネットワークを構築する予定と発表していました。
今回の発表ではサービス開始は2023年以降を予定しており、また地上基地局の人口カバー率は2021年夏には96%に達する予定と、着実にエリアを拡大しています。
今はまだ電波の入らないことが多い楽天モバイルですが、今後ますますエリアを拡大し、「アウトドア派なら楽天モバイルでしょ!」と言われる日が来るのかもしれません。