キャッシュレス決済の行く末を予想する。

キャッシュレス決済の行く末を予想する。

2018年から2019年にかけて一気にキャッシュレスの波が押し寄せ、PayPay、 LINE pay、Origami pay…もう何が何だかです。

この記事は筆者が、今後数年でキャッシュレス決裁が結局どのように落ち着くのかを考察する記事です。

 

大まかに分類する

現在利用できるキャッシュレス決済は、大まかに次のように分類できます。

  • ユーザースキャン方式(QRコード決済。Origami payなど)
  • ストアスキャン方式(QRコード決済。paypay、LINE payなど)
  • タッチ決済(ID、QUICPay、交通系IC)

まずは簡単な仕組みやセキュリティについて考察していきます。

 

ユーザースキャン方式

これは店舗側の機器などで表示されたバーコードをユーザーがスマホで読み取り、決済する方式です。

QRコード決済が日本より早く普及した中国で話題になっていることですが、QRコード決済は非常にセキュリティが低いです。

中国の場合は紙に印刷したQRコードを読む方式で、正規のQRコードの上から自分に送金されるような不正なQRコードを貼るという原始的な手法で不正決済が行われました。

Origami payを例にあげれば、店舗側の端末で表示されたQRコードを読むため、紙で貼られたものと比べればたしかにセキュリティが高いです。

しかしQRコードの仕組み自体、脆弱性まみれだと私は考えています。詳しい解説は省きますが、ハッキングにより不正なQRコードを表示し、不正なQRコードを仕込んで、サーバーに検知されないように決済することはいとも簡単です。

私も勉強不足で最近のセキュリティ技術を全て把握しているわけではありませんが、それでも最新の技術でQRコードの安全性が担保されていると説明されたところで、本当なのか甚だ疑問ですし、実際セキュリティや暗号化の方式などについてはほぼ公開されていません。

問題は一般の消費者がこれを知らないということですが、おそらく数年以内にQRコードの不正決済がニュースになり、シェアが急落すると私はにらんでいます。

 

ストアスキャン方式

さきほどいかにQRコードが脆弱かお話ししましたが、同様の理由でストアスキャン方式もセキュリティが低いです。

ある程度普及はしても、不正決済などが起こってしまえばシェアは急落するでしょう。

 

タッチ決済

これはAndroidスマホのおサイフケータイや、AppleのApple Payなどが該当します。

最近の日本発売のスマホは、ほぼ全てに「Felica」というチップが搭載されており、このチップと店舗側の機器で近距離通信を行うことで決済する方式です。

セキュリティとしては今までのクレジットカードと同等以上だと考えています。

クレカの不正決済については、海外ではよくありますが日本ではほとんど話題になりませんよね。

そのため今後もセキュリティ上の問題が起こることは(あるにしても)少ないだろうと思います。

 

還元率について

現在は多くの決済で過激な割引や還元などを行なってユーザーの確保に必死です。しかしある程度落ち着いてしまえば、その還元率もクレジットカードと同等程度になるものと予想されます。

なぜなら、ユーザーに還元を多くすればそれだけ店舗が支払う手数料か増えることになり、既存の方式に対してメリットが感じられません。当然そうなれば普及は厳しくなってしまうわけです。

しかし還元率を落とせばユーザーにとってのメリットが薄れ、今度はユーザーが減ってしまうことになります。このジレンマのため、これからキャッシュレス決済の各社は、資本を大量につぎ込んだ消耗戦、激しい競争になるのではないかと思っています。

 

普及率について

新興キャッシュレス決済の特徴として、新しい機器、システムの導入が必須ということが挙げられます。

ストアスキャンなら店側に読み取り用の機器、ユーザースキャンでも表示用の機器、それからセキュリティを担保する通信・情報処理システムが必要になります。

そもそもユーザーの気持ちとして、あるキャッシュレス決裁が店ごとに使えたり、使えなかったりするのは非常に不便です。

そのため「どの店で使える決済方式」が今求められているのだと思います。

大手のチェーン店では新興キャッシュレス決済に対応してきていますが、使える店はかなり限られていますし、今後どれほど中小の店舗へ普及するかは未知数です。

しかし私が住む都市(政令指定都市)では、ほとんどの場所でIDが使えるので、私は生活のほとんどをApple PayのIDで決済しています。

また、もしIDが使えなくても、他のキャッシュレス決済が使えるなんてことは未だに起きていません。(交通系除く)

IDは一足早くキャッシュレスに参入したためしっかりとインフラが構築されつつあり、他の決済が追いつくのは非常に難しいと考えています。

 

差別化で巻き返しを図る

前述の理由により、現在各社、独自性を活かして自社の決済方式を普及させようとしています。例えばメルカリの、メルカリ内でのポイントと互換性を持たせたメルペイや、LINE payの割り勘などです。

どちらも本業では非常に多くのユーザーを獲得しており、流れ次第では一気に巻き返すことも可能、むしろそれしか生き残る道はないと思います。

 

まとめ

現在キャッシュレス決済では大きなブレークスルーが期待されていますが、現状のまま行くとIDに対応したメルペイやApple Payなど、さらにいうと、それと同時にクレジットカードが登録可能なApple Payに類するサービスが今後生き残るのではないかと思います。

今後も状況に注目していきたいです。

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