【番外編】美浜原子力発電所に行ってきました

今回は関西原子力懇談会主催の原発見学会のレポートです。

一般人向けのイベントだったため重要施設には入ることはできませんでしたが、興味深い発見がたくさんありました。

 

イベント詳細

「新緑の若狭へ。発電所バス見学会」というイベントで、食事代として2000円かかりますが、それ以外に費用が不要で若狭地方まで行って買い物も楽しめるということで、応募しました。

応募者限定のイベントで、約230名の応募の中から40名の参加者が選ばれたようです。

重要施設には入ることができませんでしたが、VRゴーグルを使った体験もありました。

 

 

1日の流れ

大阪梅田出発

この日は梅田に集合して、またここに帰ってくる予定です。

まずは昼ごはん

原発のすぐそばの魚市場「さかなまち」で昼食をとりました。

美浜原子力PRセンター

お昼の後は原発横のPRセンターというところで、原発の仕組みなどについてお話を伺いました。

現在、3.11以来ほとんどの原発が停止しており、美浜原発では1・2号機は廃炉、3号機については再稼働に向けて準備しているようです。

中には展示室があり、さまざまな情報がわかりやすく展示されていました。

特に面白かったのは、好きなものを入れて放射線量を測定できる装置です。

すぐに表示が消えてしまったので写真は撮れませんでしたが、iPhoneを中に入れて測定したところ、放射線量は0.09μSv。日本の自然の放射線量以下となりました。

スタッフの方のお話によると、文字盤に蛍光塗料が塗られている昔の時計だと、測定値が上がることがあるようです。

いよいよ原発内へ

ここからは一切の撮影が禁止だったため、写真無しとなります。

パス、VRゴーグルとゴーグル用のアイマスクを手渡され、原発内専用バスに乗り込みます。

ゴーグルを開けると中にはGalaxy S8と思しき端末が入っていました。盗難とか大丈夫なのかな…

ちなみに美浜原発に入るには連絡橋を渡る必要がありますが、原発が島の上にあるということではありません。半島上に位置し、陸側はフェンスで閉ざされています。防犯対策の一環でしょうか。

橋を渡り終えると検問所のようなところがあり、何やら物々しい雰囲気。バリケードが敷かれ、たくさんの警備員の方が作業に当たっていました。

検問所通過時には警備員がバスの中に乗り込み、全員の手荷物とパスをチェックします。入場前に再三「手荷物は最小限で」と言われていたのにも関わらず私はリュックを持ち込んでいしまいました。

中身を見せろと言われて、緊張して中を全部見せようとしたところ、開けるな否や「ハイOK。」

もし爆弾を隠し持った人が入場しようとしたら入れちゃうよな…。

敷地内では遠くに施設を目視しながら、VRゴーグルで解説を聞くという体験がありました。しかし実際にバスから降りて間近で見学できたのは冷却水の放水口と、船が横付けする、核燃料の搬送路だけでした。

敷地内にはさらにフェンスと有刺鉄線が張り巡らされていたので、検問の甘さもそれほど心配いらないようでした。

なお敷地内から退場する際、不法に核物質を持ち出していないかチェックするために、ゲートに取り付けられた機械でバス丸ごと放射線量をチェックしているとの説明がありました。

再びPRセンターへ

PRセンターに戻り、原発についての補足と、質疑応答の時間がありました。私からは2つ質問させていただきました。

Q. 日本には廃炉の実績は全くないが、どれくらいの費用を見積もっているのか。

A. 研究所の実験レベルでは成功しているので、そのノウハウを使うことになる。費用は約670憶円を見積もっており、すでに電気料金から積み立てていて、ほとんどが回収済み。また3号機再稼働については約1650憶円を見積もっている。

Q. 高レベルの放射性廃棄物を扱うにあたって、全部自動化されておらず、人間が作業することもあると思うが、作業員の方の放射線被ばく量はどのように管理されているのか。

A. すべての作業員は放射線量のカウンターと手帳を持っており、記録が累積されていく。年間放射線被ばく量が50mSvを超えないように管理されている。なお福島の原発では法律に従い、例外として100mSvまでとして管理されている。

とのことでした。ちなみに私のほかに質問をした方はいませんでした。

ショッピングタイム

帰路では、昼食をとった「さかなまち」に再び戻り、ショッピングタイムとなりました。

私は金欠なのと、ショッピングが目的ではなかったので、アイスクリームを一つだけ食べましたが、

時間が終了するとバスに戻ってきた人たちは皆両手にでっかい袋を抱えていました。

やはりこれが目的か…

そしてまた梅田に戻り、本日の行程は終了。

 

まとめ

今回の体験は、普段情報としてしか接することのない原発について、実際に目で見て、また解説をしていただく貴重な機会となりました。

3.11以来、安全性についてしばしば取りざたされていますが、原発は将来の日本のエネルギーミックスを支える重要な発電方式であることもまた確かです。

この記事を読んで、みなさんも原発について考えていただければ幸いです。。

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